Partnership Topics
さまざまな精神疾患におけるVRコンテンツを開発し、両社でメンタルヘルス領域における国内最大規模のVR事業を目指します。
ソーシャルスキルトレーニングVR「FACEDUO(フェイスデュオ)」は、VR(バーチャル映像) によって社会生活のさまざまな場面を教材化した、SST普及協会監修のプログラムです。統合失調症の当事者が社会で人と人が関わりながら生きていくために必要となるソーシャルスキルの獲得・向上を目的に開発されました。
ジョリーグッドと帝人ファーマは、2021年4月に業務提携し、現在はうつ病向けデジタル治療VR(CBT-VR)の薬事承認を目指して、システムおよびVRコンテンツの開発や治験を共同で推進しています。
2022年11月からは、うつ病向けデジタル治療VR(CBT-VR)のフィジビリティ試験を国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)と共同で開始しており、今後はそのフィジビリティ試験の結果を受けて、2025年以降にて、最終的な有効性や安全性を確認する治験を開始する予定です。
本提携は、ジョリーグッドが推進する「精神疾患を対象にした認知行動療法VRの開発」において、両社の知見や技術を組み合わせることにより、医療者をサポートし、患者さんのQOL(Quality of Life)向上への貢献ができると両社で合意し、契約に至っています。
Mission
ミッション
ジョリーグッドは、VRを活用した新たな
治療を生み出し
すべての人が最適な治療に
アクセスできる社会の実現を目指します。
Vision
ビジョン
精神保険医療福祉の改革ビジョンにおいて
「入院医療中心から地域生活中心へ」という
理念が示されています。
私たちはVRによって、これまで難しかった
院外や施設外に広がる「社会」を
疑似的に体験しながら治療やトレーニングを行う
新たなアプローチによって、
誰もが地域の一員として安心して
暮らすことができる社会の実現に貢献します。
地理的な要因や病状によって専門的な治療機関に通院することができていません。また、仕事や子育て、通学によって適切な通院間隔で治療を受けることが困難な患者さんが多くいます。
精神療法は多くの時間を要します。限られた時間の中で最適な治療やカウンセリングを行う環境が整っていません。
Product Concept
上司や友人との対話、緊張する場面、日常での快い場面など、様々な場面体験によって、行動変容を起こし、全ての人が社会参画できる未来を目指します。
認知や行動変容を起こすために必要な事前説明や場面想起をVRDTxで補完することで治療の平準化を目指します。
患者さんの治療への地理的なハードルや時間的なハードルを大きく改善し、健康増進に貢献します。
Development Pipeline
日本ではうつ病患者は100万人超えと言われており、6人に1人が抑うつを経験しています。昨今のコロナ禍で気分の落ち込みを認める人は日本全体で17.3%と言われており、現代社会を生きる私たちにとって非常に身近な病と言えます。うつ病の治療には認知行動療法(CBT)が有効ということが分かっています。しかし、CBTの提供を行っている診療所は全国で約6%にしか満たず、その原因は多忙な医師にとって長時間に渡るCBTの提供が非常に困難な点にあります。「VRで、一人でも多くの患者にCBTを届ける」をキーワードに、ジョリーグッドは医師のCBT実施負担を軽減するVRソリューションの提供を目指しています。
障害の有無によらず、対人関係の悩みを抱える人は多くいらっしゃいますが、特に精神疾患である統合失調症を抱える方にはその傾向が強いと言われています。
統合失調症の治療においては「薬物療法」とソーシャルスキルトレーニング(SST)等の「心理社会的療法」の併用が重要であることが分かっています。しかし、SSTの専門知識を有するスタッフの人員不足が大きな課題となっています。
これを解決するために、ジョリーグッドは経験や専門知識を問わず、だれでも安心してSSTを実施できるためのVRソリューションの提供を目指しています。
Our Collaborators
提携パートナー
VRを用いた精神科領域のソーシャルスキルトレーニングのプラットフォームおよびコンテンツの構築を推進しています。
うつ病向けVRDTxの薬事承認を目指し、システムおよびコンテンツの開発や治験を共同で推進しています。
うつ病に対する認知行動療法VRの有効性評価に関する基礎研究を共同で推進しています。
慢性疼痛に対するVRの有効性についての基礎研究を共同で推進しています。